明日は七夕の日。
今年の笹飾りは、ちょっと趣向を変えてみました。
題して、「梶の葉に願いをこめて」
梶の葉とは、
新宿御苑HPより画像をお借りしました.新宿御苑園内の「母と子の森」にはカジノキが約70本植栽されています.
梶の木(カジノキ)とは
本州中南部から九州にかけて自生するクワの仲間。同類のコウゾ、ヒメコウゾとともに樹皮が和紙や縄、布等の材料になるため各地で栽培され、後に各地で野生化した。神に捧げる木として境内に植えられたり、七夕飾りの短冊として宮中で使われたりと神事との関連が深い。ワ科らしく、葉の形にバリエーションがあるのが大きな特徴で、一本の木の中で、ハート型のもの、3つに裂けるもの、5つに裂けるものなどがあり、一部の葉を見ただけでは判別しにくい。葉は毛で覆われ、触るとザラザラする。
梶の葉に願い事をしたためる
七夕といえば、短冊に願い事を書いて、七夕飾りと一緒に笹の葉に飾ります。
今では当たり前になっている、短冊に願い事を書くという風習ですが、実は梶(かじ)の葉に願い事を書いたことが始まりだったのだとか。
平安時代の和歌集にこんな歌があります。
「あまの川 とわたる舟の 梶の葉に 思うことをも 書きつくるかな」
(上総乳母「後拾遺和歌集」)
里芋にたまった夜露で磨った墨で、梶の葉に歌をしたためて、芸事の上達や恋の成就を願ったといいます。
「天の川を渡る船の楫(かじ)となって願いが叶えられる」と信じられ、平安時代の貴族たちは、梶の葉の裏に願い事を書いて川に流していたようです。
梶の葉の裏側は、小さな毛で覆われているため書きやすいのだとか。
江戸時代には、七夕の前夜に梶の葉売りが歩きまわったようですよ。
笹を飾りました
近所の花屋さんで、笹を購入しました。
1本200円。
某フラワーショップよりお安く購入できるので、毎年笹の購入は近所の花屋さんと決めています。
しかも、1本200円のところを、1本サービスしてくれて、200円で2本も購入できました♩
近所の花屋さんでは、こういうことたまにあります^^
丈も私の身長ほどもあって見応えあり♩
長男が嬉しそうに運んでくれました^^
こういうお手伝いはとくに率先してやってくれる子どもたち^^
家に帰るなり、早速リビングに飾りました。
こんなふうに、子供たちの餌食にならないよう、手の届かない場所に^^;
ちなみに設置方法は、壁にマスキングテープで養生した上に、コードフックを両面テープで貼り付けて、明な糸で笹を吊り下げています。(フックは2か所)
これなら、壁を傷つけたくない賃貸でも大丈夫。
笹の葉が枯れてカサカサに
しかし、この日の夜には笹の葉が丸まってカサカサに^^;
あの瑞々しかった緑色の笹は一瞬でした。
まぁ、毎年のことなのでわかっていたこととはいえ、やはりテンションが下がりますよね^^;
笹の葉が枯れない方法として、酢水につける、濡れた新聞新に包む、などの裏技があるようですが、わが家ではどれも難しそう^^;
笹を購入した際も一応聞いてはみましたが、葉が枯れない方法はないと言われました。
ここは潔く諦めて、枯れた笹を楽しみたいと思います。
梶の葉で笹を緑に彩る
茶色く枯れた笹を、緑色で彩ることに。
画用紙で梶の葉を作りました。
でも、梶の葉だけでは寂しいので、梶の葉飾りも♩
梶の葉飾りとは、平安時代に実際にあったもので、五色の布を吹き流しに見立て、梶の葉で結ぶ「夏詣の五色吹き流し」が、宮中の七夕飾りとして飾られていたようです。
梶の葉飾りは、こちらを参考に。
(出版社エクスプランテより画像をお借りしました。)
でも、梶の葉と吹き流しだけでは寂しいので、こんな飾りも作ってみた^^
スイカ♩
スイカの七夕飾りには、豊作を願うという意味があります。
江戸時代から、七夕行事のお供え物として、季節の野菜や果物をお供えし、その年の豊作を願ったそうです。
話は戻り、スイカなら1歳の次男も理解しているので、一緒に飾り作りのお手伝いができる^^
子どもたちには、クレヨンでスイカの種を描いてもらいました。
”コンコンコン”とスイカの種を描く、というか叩きつけてる次男^^
さすが長男!と言いたいところですが、長男もテンテンテンですね^^
願い事も書いてもらうために、子ども用に大きな梶の葉も用意。
うん、願い事は私が代筆しておきます^^
さて、いよいよこの飾りたちを飾り付け。
一体どうなるんだろうか?
新しい試みに、私も想像できていないけれど^^;
なんとも可愛らしい笹飾りができあがりました^^;
笹飾りに見えないかな^^;
でも子どもたちは、嬉しそうに眺めてる♩
最後に
まだ七夕の意味を理解できない小さな子どもには、こういう笹飾りもいいかもしれない^^
梶の葉とスイカ飾りに、楽しそうに描いてくれたから^^
枯れた笹のおかげで、短冊の始まりを知ることができ、七夕飾りの幅が広がりました。
大人の空間には、こういう梶の葉飾りが好みだなー。
とっても素敵だけど、お値段も素敵すぎて手が出せません^^;
いつか大人の空間が満喫できる日がくるまで、楽しみにとっておくことにします。