工作が好きな長男は、毎日のように幼稚園のバッグから廃材工作や折り紙がいくつもでてくることがある。
たまに、ただの箱を持って帰ってくる日も^^;箱好きだから、家でも空箱は必ず「ちょうだい!」と言われる。
半年前はハサミの連続切りに苦戦していたけれど、今では随分とスムーズに使いこなせるようになり、作りたいものの作り方もイメージできるようになって、ここのところ1人で黙々と作業することが増えてきた。
「できないー!」「手伝ってー!」と半べそかきながらヘルプを求められることも少なくなった。
苦手だったお絵かきも、描きたいものが少しずつ描けるようになって、お絵かきも工作同様に息子の日課になりつつある^^
昨年末にプレゼントした乗り物のステンシル。
「これ、おもしろい!」と気に入ってくれた^^
ほかには、動物、恐竜、クリスマスがあります。
絵が苦手な子どもでも楽しめるし、そうじゃなくてもステンシルって楽しい道具だと思う。
私も子どもの頃、ステンシルを使うのって楽しかった記憶がある^^
ステンシルでスタンプあそび
画用紙にステンシルシートを置いて、絵の具をポンポン。
雨が降ってきたり、飛行機はまるで風を切って飛んでいるみたい^^
たくさんできた♩
手描きじゃ描けない仕上がりになったね^^
ほかにもいろんな遊びに使えそう♩
最後に絵の具あそびをしておしまい♩
吹き絵で遊んでた^^
お絵かき道具収納
リビングの本棚にある引き出しが、お絵かき道具の収納場所。
遊び方も変わってくるので、ここに収納するものは定期的に更新しています。
3段の引き出しが2箱あって、左側がお絵かき道具。
収納しているものは、上から
お絵かき用紙が2種類。
上は 無印良品のらくがき帳(B5)、下は トレーシングペーパー厚口(A4)
お絵かきをサポートする道具。定規やステンシルなど。
クレヨンや絵の具、筆など。
パレットはスクエア型でA4に近いサイズなので、本棚に立てて収納しています。
トレーシングペーパーでお絵かき
わが家の子どもたちに大人気のトレーシングぺーパー。
もともとは私用に購入してあった100枚入りだけど、あっという間になくなりそう^^;
最近は専ららくがき帳よりトレーシングペーパーの出番が多い。
だって描きたいものが自分で描けるって嬉しいもんね^^
長男はお絵かきが苦手。
「描いた・・・」と絵を見せてくれたけれど、表情が曇っていて今にも泣きそう。
僕が描きたいのはこうじゃないんだ・・・と。
長男は、描きたいものはたくさんあるけれど、それを絵で表現することが苦手。手先が不器用だから、思うように手が動かせなくて、頭の中でイメージできても、それを具現化することが難しい。だから描けない自分にイライラしたり凹むことも多い。
このままではお絵かきが嫌いになってしまう・・・
でもどうやって教えたらいいのか悩みました。
長男は興味がないものは描きたがらないので、乗り物をシンプルに「2つの丸を描いて、その上に四角を描いて、列車」と描いてみました。長男の横に座って、ゆっくり描いて見せた後に、真似して長男が描いた絵は、「丸が2つで、その下に大きな丸」でした。四角が描けないことと上下が逆になってしまう。うーん・・・
そもそも、絵は教えるものではないと思っていたし、本人が楽しんで描いているのならば、「これはなに?」と首を傾げる絵のままでもいいと思っていたけれど、本人はこれじゃ納得しないし、その上どんどん苦手意識が強くなり自信もなくなってしまう。
やはり息子には、なにかしらのサポートや工夫が必要。
だからこれまでに、不器用でも楽しめる遊びや技法を取り入れたり、1人でも描きたいものが描ける方法を考えてきました。
作業療法士さんのアドバイスでも頂いたけれど、テンプレート定規を使って図形を組み合わせて絵を描く。
これなら長男でも、車や家を描くことができた。
でも、はじめはこれで納得していたけれど、すぐに物足りなくなって難しそうなものを描きたがる長男。
「これ描きたい!」と言うものが、図鑑に載ってる蒸気機関車とかアンティークの列車とか難しいものばかり^^;
子どもに「これ描いて!」って言われた時は、わざと下手くそに描いたり、「どんなだっけ?」と質問しながら描いたりしているけれど、難しいお題を出された時は本気で描けない^^;
そんな時に、トレーシングペーパーを思い出して使い始めたのがきっかけ。
私がトレーシングペーパーで写し描きをしているのを見て、「ぼくもやりたい!」と乗り気な子どもたち。
しかし、写し描きでも長男は手が止まってしまうのでサポートしながら描いていました。
車体は一緒に図鑑を写して描いたけれど、そのほかの背景は長男が何も見ずに描き加えたもの。
海と山があって、駅名の看板や街灯まである。
ちょっと驚いた。
頭でイメージしているものが描けるようになってきている^^
そして、今では私のサポートなしでも写し描きができるようになった。
爬虫類の図鑑から何種類かのカメレオンを写し描きして、お腹の中には卵と、背景も忘れずに着色してる。
これにはかなりびっくり!
本人もまんざらでもない顔^^
どんな方法であれ、お絵かきがどんどん楽しくなってきてる様子がわかる^^
タンク式の蒸気機関車が好きな長男が写し描きしているところ。
書くと覚えやすいのと一緒で、絵を写し描きしていると構造を理解しやすい。タンク式とテンダー式がごっちゃになってしまう私が、サポートしていたおかげで完全に覚えた^^
それにこのところ、文字に興味を持ち始めた長男。
文字の書き方にもトレーシングペーパーが役に立ってる。
ひらがな練習帳のようなものは、おそらくやりたがらない。
薄い文字をはみ出さずになぞるのは難しいし、書き終えてはみ出していたら凹んでしまって、そもそもその作業を楽しいと思わないと思う。
だから代わりに、ひらがなの本をトレーシングペーパーで写し書きしている。
これならはみだしたとしても、本から離してしまえばわからない♩
それにただ書くのではなく、手紙を書きながら文字を練習。
先日、じぃじの誕生日に手紙を書きたいと言うので、ケーキの絵に添えるお祝いの言葉を頑張って書いていた。
文字の読み書きはゆっくりでいいと思っているから(種まきはするけれど、自ら興味を持って取り組むまでゆっくりと待つ)、まずは文字に親しみつつ、手紙を書きながら少しずつ学んでいって欲しいな^^
ただひとつ、トレーシングペーパーのデメリットは手が真っ黒になるところ^^;その手でいろんなところを触ると黒い跡が・・・掃除がちょっと面倒になることにご注意を^^;
最後に、本のはなし。
「でんちゅう」 作:野坂勇作
電柱は電気や電話の線を支えているだけではありません。街路灯、標識、広告看板などさまざまな働きを持つものがつけられています。また、立っている場所の条件によって、つけられているものも変わってきます。つまり一本、一本がすべて違っていたりするのです。いつも目にしていながらも、知っているようで知らなかった電柱の秘密を解き明かしていきます。(かがくのとも2008年11月号)
福音館書店HP「でんちゅう」より引用
空を見上げると電線が張り巡らされていて、「蜘蛛の巣みたい」と長男。
徒歩通園しているので、道中がさらに楽しくなるかもと読んでみた絵本が「でんちゅう」。
こんなに身近な電柱なのに知らないことばかりで勉強になった。
この絵本を読んでから、子どもたちも電柱に興味を持ち始めて、よく観察して歩くようになった。とくにボルトの穴や突起物にはよく反応している^^