夏休み前のある日のこと。
「明日かき氷屋さんをするから、たくさん作らなきゃいけないんだ!」
と、幼稚園の帰り道でお話してくれた長男。
というのも前日に、「先生にかき氷作ってあげるんだ♩」と言って、かき氷を3つ作っていったら先生がとても喜んでくれたそうで、「もっとたくさん作ってきて」と言われたのだとか。
ん?
縁日ごっこをしているのは知っていたが、きっと長男の聞き間違いかなにか勘違いしてるなと思ったけれど、本人はやる気満々だったので私もお手伝いすることにしました。
用意したのは、帰り道で買ったペーパーナプキンだけ。
ペーパーナプキンは折ったままの状態で、中心部分を水性ペンで着色。
そこに水を含ませた筆を重ねると色が滲みながら広がっていって、
ペーパーナプキンを開いてみると、
中心が色の濃い円形のにじみ絵ができた^^
一方で、
「カラフル♩」と言いながら多色使いするのは次男。
なにか作るとき見本があったとしても、その通りにせずオリジナリティを出したがるタイプの次男。嫌いじゃないよ♩
どんな模様になるかな?
「ちょうちょみたい!」と次男。
面白い模様ができたね^^
乾燥後は、クシャクシャに丸めてまた開いて、中にペーパー類を詰めて包んだら完成。
色とりどりのかき氷ができた♩
看板まで作って、かき氷屋さんの準備は万全。
水性ペンと水を使ったにじみ絵は、作業も片付けもとっても簡単なのに面白くて楽しい♩
そして翌日、かき氷屋さんは大繁盛だったみたい^^
でもやはり長男の勘違いだったけれど、そんな息子を尊重して盛り上げて下さった先生やお友だちに感謝ですね。
その日はみんなに、「店長!」と呼ばれていたのだとか^^
最後に、本のはなし。
びっくりパーティー
作:パット・ハッチンス 訳:舟崎克彦
「あしたおうちにあつまってね」ウサギがいったことばを、フクロウがまちがえたからたいへん。動物から動物へつたわるたびに、話はどんどんかわっていって・・・。
子どもの聞き間違いや言い間違いはよくあること^^
でもこの絵本では、そこまで変わっちゃう!?っていうぐらい可笑しく伝わっていくのが面白い♩
うっかりおじさん
作:エマ・ヴィルケ 訳:きただいりえこ
きっと、あなたも、おじさんのことがすきになる!
おじさん、これからおでかけです。真面目な顔をして準備をはじめますが、出かけるために必要なものは何かな?おやおやおじさん、きみにも手伝ってもらいたいみたいだよ。
おじさんのどこがうっかりかって?じゃあ早速呼んでみようか。
おじさん自身は、自分がうっかり物だということにちっとも気づいていないかもしれないね!おじさんの上品で真面目なおとぼけぶりが楽しいスウェーデンの絵本。
今まで読んだ絵本の中で、長男が一番爆笑した絵本^^
こういうユーモア好き♩
てん
作:ピーター・レイノルズ 訳:谷川俊太郎
お絵かきなんて大嫌い!苦しまぎれに描いたのは、小さな小さな《てん》ひとつ。そのちっぽけな《てん》にかくされた大きな意味を知って、ワシテは変わり始める。水彩絵の具と紅茶で描かれた、色とりどりの美しい絵本。
子どもが描いた小さな”てん”を、私だったら額に飾れただろうか?
学ぶことが多く、私が常に読み返したい絵本。
それにとっても綺麗な色は、紅茶も使って描かれていたとは知らなかった。