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日事記


2014年から書き続けている10年日記。

ついに今年が最後の1行。

 

日事記

 

たまたま立ち寄った手仕事直売所で、松坂木綿の藍染の装丁の美しさに惹かれて手に取ってみたら、日事記という10年日記だったというのがきっかけ。

 

 

それまで日記を書く習慣もなく、かといってなにか新しいことを始めたいわけでもなく、そもそも10年も書き続けられる気がしなかったけれど、なんとなくこの出会いを大切にしたいような気がして。

その日から気付けば今年で10年目。

 

もちろん書き忘れる日もあるし、必ず毎日書けるわけではないので、そういう時は2、3日分をまとめて書くことはよくある。

日記を書く時間は子どもが寝た後と決まっているから、子どもと一緒に寝てしまった日はもちろん書けず翌日に思い出しながら書くなど、ゆるーい習慣のお陰で空白はほぼなし。

 

でもそれも夫のお陰かな。

購入した日事記を夫に見せた時、「書きたい!」と言い出し、なぜか私と一緒に書き始めることに^^;

罫幅13mmの1行をお互い1段ずつ書いているから、余白がないほど文字でびっしり埋まっている。

 

書き忘れることがよくある私に対して、夫は書き忘れることがほぼなく、西暦と曜日も夫が毎日書き込んでくれているので、そんな夫の影響もあって継続してこれたのかなとも思う。マメな夫に感謝ですね。

 

なんとなく始めた10年日記だけど、読み返すと本当におもしろくて、書き続けて良かったなとつくづく思う。

書き始めた時は長男を妊娠する前で子育てとは無縁の生活。

それから妊娠、出産、子育てと生活がガラリと変わっていくのがよくわかる。

長男を出産してからは子どもの成長記録がメインとなり、そして現在に至るまで子どもとの日々の出来事が綴られている。

1年前の同じ日に同じ場所に行っていたり、子どもが同じことをしていたり、同じようなことを反省していたり^^;

そこだけを見ると、成長していないじゃないか!ってつい突っ込んでしまうけれど、ネガティブになることはなく、むしろ笑ってしまうことばかり^^

 

さて2冊目どうしようかな。

2冊目が書き終える頃には子どもは成人間近。20年分を読み返したら感慨深いだろうなーと思うと、たぶん書き続けそうな気がする。

 

最後に、本のはなし

 

ソフィー・スコットの南極日記

作:アリソン・レスター 訳:斎藤倫子

9歳のソフィー・スコットは、船長さんのパパといっしょに南極にいくことになりました。氷山にびっくりしたり、ペンギンやアザラシやシャチとであったり、友だちができたり、オーロラに目をみはったり、猛吹雪にあってパパの船にもどれなくなったり・・・わくわく、どきどきする毎日です!この本の作者、アリソン・レスターはオーストラリアの初代<子どものためのローリエット(桂冠作家)>に選ばれ、遠征隊の研究員として南極にいきました。この作品では、レスターの分身ともいえる、ソフィー・スコットが、好奇心いっぱいのまなざしで、驚きにみちた南極をながめ、日記に記します。レスターは、豆知識ももりこみながら、親しみやすく、美しい、南極物語を書きあげました。

小峰書店HP「ソフィー・スコットの南極日記」紹介文より引用

 

南極ってどんなところなのか、作者の体験をもとに描かれているからとてもリアルだけど、南極が身近に感じられる絵本。

世界各地の子どもたちが描いた挿絵も、ひとつひとつが個性的でユーモアたっぷりでとっても素敵♩

 

 

12にんのいちにち 作:杉田比呂美

朝6時、これから起きる人、眠る人。一日の過ごし方は、人それぞれ。今日はどんな一日になるのかな?登場するのは、サッカー大好き少年、ペンキ少年、看護師さん、ねこと暮らすおばあちゃん、パン屋さん、街のシンボルの銅像、テレビ記者、旅するバイオリニスト、小説家、消防士、動物園のライオン、そして、なんにでも興味しんしんの赤ちゃんの12人。
彼らの24時間を、2時間ごとにクローズアップしながら、街を1周していきます。ささいなできごとから大事件まで、何が起きているのか一緒にみつけていきましょう。

あすなろ書房HP「12にんのいちにち」紹介文より引用

 

職業や年齢、みんなそれぞれ1日の過ごし方が違うということ。

大人にとっては当たり前のことだけど、さまざまな暮らしがあるということを子どもでもわかりやすく描かれている。

私と息子は、赤ちゃんとライオンの1日がお気に入り^^

 

 

杉田比呂美さんの淡い色彩も好きだけど、旧版の表紙も素敵♩