「鳥」図鑑のきつつきを見ながら、
長男「つくつく」(笑いながら)
私 「き・つ・つ・き」
長男「つくつく」(笑いながら)
私 「き・つ・つ・き!」
長男「つくつく」(笑いながら)
:
繰り返すやりとり
:
私 「ねぇ…わざと言ってるでしょ?」(呆れながら)
長男「つくつく~つくつく~」(笑いながら)
そして、
くつしたのことは、
長男「つくしたはく~」(真剣な顔で)
真剣なのか、わざとなのかよくわからない3歳児です.
さて、
わが家の息子たちは、図鑑が大好き.
1日に何度もパラパラめくっています.
そんな息子たちが愛読している図鑑は、
「講談社の動く図鑑MOVE」
現在わが家には、6冊あります.
(動物・植物・魚・鳥・乗り物・鉄道)
その中でも、
長男のお気に入りは「魚」図鑑.
ある時、
細長いものを見て、
長男「ヨウジウオみたい」
私 「そうだね!でもあれにも見えない?
へ…へ…なんだっけ?」
長男「ヘラヤガラ!」
私 「そうそう!ヘラヤガラ!」
図鑑とは無縁な幼少期を過ごした私には、
こんなマニアックな魚を覚えている息子につくづく感心しています.
なので、お気に入りの魚図鑑は損傷が激しい…
その差がわかりやすいのがこちら.
図鑑の厚みが違いすぎる!
左が「魚」図鑑、
右が「植物」図鑑.
魚図鑑は、かなりボロボロ…
修正テープだらけです.
ちなみに、1番状態が良い植物図鑑は、
2,3日に1度見る程度です.
こんなにボロボロになるほど、
気に入って見てくれているので、
つくづく買って良かったと思っています.
「講談社の動く図鑑MOVE」を初めて購入したのは、
長男が1歳5ヶ月の時.
ちょうど指さしをし始めた頃でした.
指さし用に、
はじめてのこども図鑑を買ってあげようと、書店で一通り見ましたが、
オールジャンルの写真がびっしりと載ってあるものが多くて、
なんかごちゃごちゃしてて見にくいな…
浅く広くな内容なのであまり長く使えないかも…
これだったら、もう図鑑でいいんじゃない?
本格的な図鑑を与えるには、まだ早い年齢とも思いましたが、
いずれ買うんだから今買っておこうか、
という単純な思いつきで、
本格的な図鑑を購入することにしました.
候補は、代表的なこの3社から.
・小学館の図鑑NEO
・学研の図鑑LIVE
・講談社の動く図鑑MOVE
パラパラと見比べただけですが、
「講談社の動く図鑑MOVE」にあっさりと即決してしまいました.
なにがよかったって、
写真がいい!
大迫力な写真が満載で、
大人でも「おっ!」って思う.
これなら1歳児でも、
「なんだこれは!?」
って興味をひくだろうと.
もちろん、
他の2社の図鑑は情報量も多く、
調べるための図鑑にはもってこいだけれど、
1歳児が見るにはまだ難しすぎると感じました.
真っ白な背景に、生物が標本のように並んでいて、
生物の基礎知識を知っている子供や大人にとっては、
見やすくてわかりやすいのだけれど、
「生き物とはなんぞや?」
から入る1歳児には、生き物の生活背景がわかりにくく、リアル感に欠けて、これでは興味をそそられないんじゃないかと…
(そもそもこんなに低い年齢を想定して制作されていないので当たり前です.1歳児が見ることを前提に解釈した私の勝手な感想です.)
まず興味や関心をもたせるには、
「講談社の動く図鑑MOVE」から始めてみて、
のちのち、
興味を持ったうえで、さらに知識を深めるために他社の図鑑を活用しよう、
ということになりました.
講談社の動く図鑑MOVEとは
講談社の動く図鑑MOVEは、まったく新しいコンセプトの、新時代の図鑑です。
「情報がカタログ的に一覧になっている」というのが従来のオーソドックスな図鑑でした。
MOVEでは、迫力のある写真やイラスト、またDVDによる動画を組み合わせることで、「躍動感があり印象的な情報」を実現しました。
ただ、情報を調べるだけでなく、
「大迫力の写真を見て興味をもつ」
「おもしろい映像を観て、好きになる」
「好きになるから、もっと知りたくなる」
「もっと知りたいから、何度でもDVDを観る。何度でも図鑑を読む」
それが、動く図鑑MOVEです。
この図鑑を読んだ読者が、一生おぼえているような、印象的な誌面作りをMOVE編集者は目指しています。
(講談社の動く図鑑MOVE HPから引用)
このコンセプトに、見事にハマった長男.
図鑑を渡した瞬間から、
毎日食い入るように図鑑を眺める日々が始まりました.
私がキッチンに立って作業している時も、
図鑑の動物を指さしながら、
「これなに?」とうったえる息子.
相手をするのは結構大変だけど、
延々と答えてあげるだけなので、
作業を中断せずに、子供の相手ができるのでこれはこれでいいかも.
(時間はかかりますが…)
3歳を過ぎた現在も続行中です.
図鑑に親しむ長男の姿を見て育った次男も、
もちろん図鑑好きになりました.
次男のお気に入りは「鉄道」図鑑.
付属のDVDも2人で毎日観ています.
しかし、このDVDが見れるようになったのはごく最近.
慎重で怖がりな性格の長男は、
乗り物と鉄道以外は、怖くて見れませんでした.
リアルで迫力ある映像だからかな?
でも、3歳頃からは平気で見れるようになりました.
今は鳥図鑑のDVDにはまっていて、
コウロコフウチョウの求愛ダンスを真似して踊っています.
すご~く かわいい…(親ばか)
そんなわけで、
講談社の動く図鑑MOVE、おすすめです.
あっ、でも
図鑑の背表紙のオレンジ色はどうにかならないかな…
結構派手…
図鑑は、インテリアではない!
と言い聞かせて諦めていますが、
本棚でも一際目立つ…
これも子供にうける戦略なのかな…?
最後に、
図鑑を使って、絵本をさらに楽しむ小ネタをご紹介.
著者:鈴木まもるさんのわが家の絵本たち.
「ざっくん!ショベルカー」(文:竹下文子、絵:鈴木まもる)
随所にさまざまな種類の鳥たちが隠れています.
ほぼ各ページに鳥が描かれています.
鈴木まもるさんは、
鳥の巣についての研究や、著作でも有名な方なので、
絵本の鳥たちも鮮明に描かれています.
この鳥たちを図鑑で調べながら見ると、絵本がさらに面白くなります.
その鳥の分布などから、
絵本の舞台になっている地域を想像したり、
この鳥が止まっている木は針葉樹かな?とか、
絵本と図鑑の楽しみ方が広がります.
鈴木まもるさんの絵本をお持ちでしたら、
ぜひ鳥図鑑と一緒に観ると面白いですよ~