昨夏、子どもとアゲハの観察しました。
ベランダのみかんの葉に小さな幼虫を見つけて、一瞬うわーっ!って思ったけれど、あれ?どこかで見たことある!調べてみるとやっぱりアゲハの幼虫で、まだ5㎜ない程の1齢幼虫。しかも2匹いる。
すぐに子どもをベランダに呼んで、本を片手にちょっと興奮気味に説明する私^^;
というのも、その木は3年前に子どもが食べたみかんに入っていた種を植えたもので、高さは40cm程のまだ小さなみかんの木。
だから、葉っぱが食べられることのショックよりも、まだ小さいけれど種から育ててきたみかんの木を選んでくれたことがなんだか嬉しくて^^
それに今までベランダで蝶を見たことがなかったから、よくここを見つけられたなーと。
2匹いるので、1号くん・2号くんと名付け、それから順調に成長しアゲハの幼虫らしくなった頃、「可愛すぎて目がハートになっちゃう!」と、幼虫にキュンキュンしている長男の姿が可愛すぎて笑ってしまった^^;
そして蛹になってからはいつ羽化するのかと楽しみにしていた子どもたち。
それから数日後の早朝、すでに蝶になっていた時には感動!
羽化する瞬間を見逃してしまったのはちょっと残念だったけど、無事に羽化してくれただけで十分^^
アゲハに別れを告げて、ベランダから飛び立っていった後、「寂しくなっちゃった・・・」と、涙を流していた次男。
それから1ヶ月後、ベランダにアゲハがいる!
「戻ってきてくれたのかな!?」と、子どもが目をキラキラさせていた^^
アゲハには帰巣本能はないようだし、寿命から考えても恐らく違うと思うけれど、もしもそうだったら嬉しいね^^
窓越しにアゲハを見ていると、みかんの葉に卵を産み付けていくところを見ることができた^^小雨で風もある日だったけど卵がしっかりと葉にくっついていて凄いなーと感心。
それにアゲハの観察をしていてたくさんの発見があった。
幼虫の時は葉の上をいったりきたりしているだけだったのに、蛹になる時は植木鉢のふちを何周もグルグルと動くことにも驚き、どこで蛹になるのかなと見守りながら、次の日には無事に蛹になっていて、ここにしたんだね!とひと安心^^
実は1号くん、蛹になる時に脱走してしまってそのまま行方不明に...
虫かごには入れず、なるべく自然のままで成長を見守りたいからと、みかんの植木鉢ごと防虫ネットで覆ってベランダで観察していたところ、ネットの紐が緩くなっているところから逃げていってしまったみたい...
こんなに動き回ると思っていなかったから完全に油断していた。
いなくなってしまった1号くんが無事に成虫になっていることを願いつつ、残った2号くんを注意深く観察したのでした^^;
そしてみかんの木はというと、新たな幼虫たちに1枚残らず葉っぱを綺麗に食べられて丸坊主になってしまいました^^;
ちょっと寂しいけれど、みかんの木のお陰で貴重な体験ができたから良しとしよう^^
すると、みかんの木の横では面白い瞬間を発見。
スミレの種。
アゲハが羽化したことに嬉しさと感動を覚えた子どもたちは、道端で見つけたツマグロヒョウモンの幼虫を見つけて、育てたい!と...
そこで食草であるスミレを急いで調達^^;
そのスミレの種がこんな独特な形をしていたとは知らず感動。
3つに割れた殻が閉じるときに種が圧迫されて飛び出し、その種をアリが巣のなかへ運び込んで、時期がくるとアリの巣から芽を出すのだとか。
道路脇に咲くスミレの謎がやっとわかった。
こういう発見もいつも子どものお陰^^
そして2月も半ばを過ぎ、蕾を1つ見つけた♩
春が近づいてる。
みかんの木にも新芽が芽吹いているのを発見してひと安心^^
今年もアゲハは来るかな?
観察日記
兄を真似して、アゲハの観察日記を書いている次男^^
長男の次なる観察はサボテン。
ガシャポンでサボテンの栽培カプセルを見つけて、育てたい!と長男。
サボテンを種から育てるイメージがないから、芽がでることに期待していなかったけど、1つだけ芽がでた!
初めて見るサボテンの芽に私も子どもも興味津々。
日記を書こう!と、早速日記を書く長男^^
でも水やりや気温が難しく、ここから先は正直自信ない^^;
最後に、本のはなし。
チョウのすきな葉っぱの味 文・絵:奥山多恵子
モンシロチョウの幼虫はキャベツなどカラシナ科植物の葉を、アゲハの幼虫はサンショウなどのミカン科植物の葉を食べる。チョウの幼虫たちほど食べられるものが限られているものはいません。気ままに飛んでいるようにみえるチョウたちですが、母チョウたちは、必死に子どものための食草を探しているまっ最中なのかもしれません。チョウたちはいかにして決められた葉っぱに出会うのか、食草探しの世界をご案内します。
前あしの先にある感覚毛という毛が味を感じることができ、前あしで葉をたたいて食草を見分けていることに驚き。
ベランダでアゲハがみかんの葉に卵を産んでいる時、いろんな植物の葉に触れてはいったりきたりしていて、今見分けているところなんだなーと思いながら観察。
見事にみかんの葉にだけ卵を産んでいてさらに感心。
スロウダウン 立ち止まってゆっくり感じる50の自然のものがたり
文:レイチェル・ウィリアムズ 絵:フレイヤ・ハータス 訳:萩野哲矢 監修:高部圭司
私たちの周りでは、毎日、奇跡のような自然の変化が起きています。例えば、サナギがチョウになる瞬間。美しい夕日が沈むひととき。カキが密かに真珠を作っている様子。地球のどこかで起こっているけれど、実際に目にするのが難しいことや、毎日の忙しさから気づけないでいる身近な風景の変化など、50の自然の物語を紹介します。
50のテーマを可愛らしい絵とシンプルな文で描かれているのでさらっと読める。日々の暮らしのなかにある美しい瞬間を、子どもと一緒にたくさん共有できたらいいな^^
しもばしら 作:野坂勇作
霜柱って知ってますか?凍るように寒い冬の朝、畑などの土の上を歩くとサクッサクッとくずれる、地面にできた細い氷の柱が霜柱です。どんなところにできるのかな?どんなときにできるのかな?霜柱探検をしてみよう!あなたが暖かい地方に住んでいて、霜柱が見られなくても大丈夫。家庭の冷蔵庫の冷凍室で霜柱を作る方法も載っています。観察と実験の楽しさを魅力的な絵とともにつたえる科学絵本です。
「氷のマンションだね!」と、霜柱のかたまりを手に取った長男。
子どもの頃、霜柱を踏みながら歩くのが好きだったけれど、手に取ってまじまじと見たことがなかったから、こんなに綺麗な形をしていたとは知らなかった。
案の定、「冷蔵庫で霜柱を作ってみたい!」と言われたけれど、まだ実行できず^^;
あ、はるだね
文:ジュリー・フォリアーノ 絵:エリン・E・ステッド 訳:金原瑞人
まだ雪が一面に残るある冬の日、一人の少年と、彼の犬は、雪が溶けて茶色の地面が顔を出したとき、種をまくことを決めました。地面に穴を掘って、種を埋めると、じっくりじっくり待ちました。鳥が地面を掘り起こしませんように。雨が降りますようにと。1週間待って、さらに1週間。そして春が来ると・・・。
春の訪れを見つけるたびに穏やかな気持ちになる^^素朴で優しい色彩と、思わずクスッとしてしまう動物の可愛らしさにさらに癒される♩