私 「セミの抜け殻どうする?」
長男「持って帰る!」
先日、私の田舎に帰省してきました。
田んぼと畑に囲まれた自然豊かな場所なので、生き物採集の宝庫^^;
息子たちと、虫かごと虫あみを持って散策し、様々な虫たち、ザリガニや魚などの水の生き物を捕まえて、これぞ、田舎の夏休み!という遊びを満喫してきたわけですが、長男が一番夢中になっていたのは、セミの抜け殻集め。
怖がりな長男は、激しい動きをする虫を触ることができず、あみの中で暴れる虫たちに逃げ腰^^;
そんな長男が1番楽しそうに探していたのが、セミの抜け殻♩
長男「あった!」
宝物探しのようで、楽しいよね^^
いつの間にか大人も夢中に^^
そして、集めたセミの抜け殻は、
53個。
小一時間でこんなにたくさん。
これだけ集められて大満足な長男♩
さて、田舎で集めたセミの抜け殻、置いていく?持って帰る?
長男「持って帰る!」
だよね^^;
虫かごとセミの抜け殻も一緒に、新幹線で帰ってきました。
でも、 持って帰ってきたはいいけれど、こんなにたくさんのセミの抜け殻どうする?
虫かごに入れたまま家の中に置いておくのはちょっと^^;
それに虫沸いたりしないかな?^^;
そんな心配をしつつも、せっかくこんなに集めてきたのだから、なにか楽しめることないかな?
そもそも私は虫が苦手で、抜け殻でさえもできれば触りたくない^^;
でも、それを子供に悟られないよう、ノリノリで虫探しをしているのですが、私も含め、長男もセミの生態に少しでも興味が沸けばと思い、こんな遊びをしてみました。
抜け殻からセミの種類を見分ける
毎年、こどもの国では、「セミのぬけがら調査」というイベントがあるようです。
こちらを参考に、集めた抜け殻からセミの種類を見分けることにしました。
1.大きいものと小さいものを分ける
まずは、全長26mm以上あるかないかで、大きいものと小さいものに分けるようです。
赤い太線が26mm。
すると、
集めたセミの抜け殻は、ほとんどが、26mm以上でした。
大きいもの:クマゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ
小さいもの:ヒグラシ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ
に分けられるようです.
参考HP「こどもの国」で確認できるセミの種類はこれだけなのでこの6種類。また自然のものなので大きさには例外あり。
ちなみに、セミは、カメムシ目に含まれ、カメムシとアメンボと同じ仲間に分類されるようで、日本には約30種類ものセミがいるのだとか。
そんなにいることにびっくり!
そもそもセミについて調べたのすら初めて^^;
話は戻り、集めた抜け殻のうち、小さいものは4つだけでした。
たぶん全部ヒグラシだと思う。
ニイニイゼミは全体に泥がついていて、ツクツクボウシは背中が平たくてツヤがないので、小さいものは見分けるのが簡単なようです。
2.クマゼミとアブラゼミ、ミンミンゼミを見分ける
クマゼミの抜け殻には、脚が生えている真ん中部分に、おへそのような出っ張りがあるのだとか。
左:ある 右:なし
左は、クマゼミ?
右は、アブラゼミかミンミンゼミ
また、クマゼミは、アブラゼミやミンミンゼミと比べると、大きく背中が盛り上がっているとのこと。
左:ヒグラシ 真ん中:アブラゼミかミンミンゼミ 右:クマゼミ?
右は真ん中に比べると、背中が大きく盛り上がっているので、クマゼミ?
でも、クマゼミは温暖な気候を好み、関東から沖縄にかけて分布しているらしく、採集したのは東北だったけれどクマゼミで合っているのかな?
しかし近年は、温暖化にともないクマゼミの生息も北上してきているのだとか?
東北ではアブラゼミが多く、他にはヒグラシやミンミンゼミ、エゾゼミ、エゾハルゼミ、ニイニイゼミなど。
ん?
エゾゼミ?エゾハルゼミ?
知らない名前が出てきた^^;
画像で見るとなんか背中が盛り上がってるような?
うーん、ますますわからなくなってきた^^;
でも、クマゼミの特徴でもある、おへそのような出っ張りがあるけれど、これは出っ張りじゃないのかな?
ちなみに、クマゼミの泣き声は、シャーシャーシャー・・・(音声で聞いてみる)
うーん、聞いたことあるような気もするけど。
結局、わかりませんでした^^;
クマゼミについては、いつかの子どもたちの自由研究ネタとして調べてもらうとして、
今回はお手上げです^^;
もし判別ができる方がいましたら、ぜひ教えてください♩
3.アブラゼミとミンミンゼミを見分ける
どうやら、アブラゼミとミンミンゼミを見分けるのが難しいらしい。
この2種類はとてもよく似ていて、基本的に触覚の太さや長さで見分けるようです。
が、集めてきた抜け殻には、触覚がほぼありませんでした^^;
息子たちが虫かごに入れてシャカシャカ振ったり、移動中の衝撃で触覚がなくなったみたい^^;
なので、アブラゼミとミンミンゼミは見分けできず。
これまたすっきりしない^^;
結果は、ヒグラシが4匹、残りはクマゼミ?とアブラ・ミンミンゼミ?が半々ぐらいでした。
?ばかりで結果と言えない気もするが、これはこれで楽しませてもらいました^^
セミの抜け殻を飾りながら収納する
さて、セミの種類分けをして少しはセミに興味が沸いたところで、53個ものセミの抜け殻どうしましょ?
長男にこんな提案をしてみました。
種類が判別できた?3種類(ヒグラシ、クマゼミ?、アブラ・ミンミンゼミ)を、各1個ずつだけを残して、残りは処分してしまうのはどうか?
長男「全部いる!」
意外な返答^^;
長男はわりとあっさりしている性格なので、3個だけあれば納得するかと思ったけれど、そうじゃないみたい^^;
でもね、抜け殻をそこら辺に置いておくと、全部粉々にされる危険が…
長男と抜け殻を見分けている最中に、バリバリバリという音が・・・
隣で抜け殻を次々と潰している1歳の次男^^;
このままでは全部潰されるのは時間の問題^^;
次男の手が届きにくく、開けにくい箱状で、且つセミの抜け殻が見やすいようなものはないかな?と考えたところ、こんなふうに収納しながら飾ってあげることに。
セミの抜け殻をマグネットケース入れて、子どもたちの作品を飾るスペースにディスプレイ。
これなら、長男だけが手に取って開けることができるし、よーく見えるでしょ?
ちなみにマグネットケースは、IKEAのグルンドタール。
スパイスや小物入れに使うことが多いマグネットケースだけど、セミの抜け殻を収納するのにちょうどよかった^^
でも全部は入りきらなかったけど、長男はこの方法に満足したようで、これだけあればいいと納得してくれました。
適当な箱に詰め込んで、ベランダに放置されてしまうより、こっちのほうがいいよね。
できれば、防虫剤や乾燥材も入れたいところだけど、小さな子どもが扱うものだから入れることはできず。
きっと寒い季節になる頃には、セミの抜け殻熱も冷めているんじゃないかな?
と願いたい^^;
もし長期的に保存するならば、ほかの方法を検討しよう^^;
最後に
それにしても、セミの抜け殻でさえ触るのを拒んでいた私が、これだけ触って観察できたことが大きな進歩^^
今までセミの抜け殻をこんなにまじまじと見ることもなければ、見ようともしてこなかったから。
でもセミの抜け殻なんて序の口なんだろうな。
この先、どんな虫たちと触れ合うきっかけをもらえるのか、息子たちの成長が楽しみです^^;
追記(2020/3)
セミの抜け殻をコレクションケースに保管することにしました。